干合があると運命の相手?引かれ合うという説明の限界

干合がある二人を「運命の相手」と確定することはできません。干合は十干の決まった組を指し、結婚の成功を測る指標ではないからです。また、干合する組があることと、その五行が「化する」と判断することは別です。相性を見るときは、まずどの干同士の組なのかを確かめ、その後に二人の命式全体と現実の関係を見ます。
干合はどの干同士で成立する?
干合の基本の組は、甲と己、乙と庚、丙と辛、丁と壬、戊と癸の五組です。『三命通會』巻二「論十干合」に対応する説明があります。[1] 当サイトの二人診断では、確定した日干同士がこのいずれかの組かを計算します。[2]
| 組の例 | 基本の組に該当するか | 相性でここから言えること |
|---|---|---|
| 甲・己 | 該当 | 日干同士なら日干の干合がある |
| 甲・庚 | 非該当 | この二干に干合はない |
| 丁・壬 | 該当 | 組の成立を確認できるが、化は別判定 |
この表は干の組だけを示す説明図です。生年月日から検証した二人の命式ではありません。「年干と相手の日干」など位置の違う組を見ている場合には、日干同士の干合と混同しないよう位置も書きます。
古典の一人の命式では、間に別の干が入ることや位置の隔たりなども検討されます。二人の日干の組を調べる当サイトの現代的な相性計算を、そのまま一人の命式の合の判定へ流用しないでください。[3]
干合があることと化することは同じ?
同じではありません。「合」は組み合わせの関係、「化」は条件を満たして別の五行として扱う判断です。伝統的な化の対応は甲己が土、乙庚が金、丙辛が水、丁壬が木、戊癸が火ですが、対応表だけで化を確定しません。『三命通會』巻二の化気の議論では、月や旺気、妨げる干などの条件も扱います。[1]
たとえば「日干が丁と壬の二人」は、干合の組には該当します。しかし、二人の干を並べただけでは、一人の命式の月令・通根・周囲の配置を満たした化木とは言えません。「合あり、化はこの比較では判定しない」と分けて記録します。
当サイトの相性結果にある日干の干合は、組の一致を示す計算事実です。二人の命式が一つに融合した、五行が永久に変わった、という意味ではありません。「干合があるから化する」「化するから結婚する」という二段の飛躍を避けましょう。
干合がない二人やある二人を総合相性でどう読む?
干合がない二人にも、地支の関係や互いをどの通変星として見るかなど、別の比較項目があります。干合がある二人にも、冲や害など違う関係が同時に現れる場合があります。総合相性は、それらを複数の分野に分けて読む当サイトの編集・計算方式です。干合一項だけで良し悪しを決めません。[2]
読める順序は、「日干の組と位置を確認」「地支など別の関係も確認」「気になる生活場面を本人に聞く」です。干合があっても予定を一方的に変える行動はそのまま残ります。干合がなくても、話し合って分担できる関係は否定されません。
惹かれ合うという言葉は、相性の説明を受け取る手がかりにできます。ただ、実際に惹かれているか、関係を続けたいかは本人にしか確かめられません。干合は一つの関係の名前として読み、人生の相手を確定する証明にはしないでください。
