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運気が悪いと言われた年の予定をどう考える?

運気・暦
雨の道へ出る前に整えた傘と旅支度

四柱推命で「今年は悪い年」と言われても、予定を全部やめる必要はありません。悪い年にはいくつか種類があり、種類によって重くなりやすい場面が違います。一年の中にも、動きやすい月と慎重に進めたい月があります。この記事では、悪い年の種類と現れ方、結婚・転職・引っ越し・開業の進め方、向かい風の年にしておくとよいことを順に説明します。

四柱推命でいう「悪い年」は、どんな年?

四柱推命には、誰にとっても悪い年はありません。その年の干支を、一人ひとりの命式と突き合わせて読むからです。同じ2027年(丁未)でも、追い風になる人と向かい風になる人がいます。「悪い年」と言われるのは、おもに次の5つのどれかです。

「悪い年」と言われる5つの型
型 仕組み 現れやすい場面 進め方
忌神の年 その年の干支の五行が、命式にとって負担になる五行(忌神)に当たる 負担が増えやすく、無理が利きにくい 広げるより整える。力をためる一年として使う
日支と冲の年 年の地支が、日柱の地支と正面からぶつかる 住まい、職場、身近な人間関係に動きが出やすい 引っ越しや配置換えの話は、日程に余裕を持たせる
月支と冲の年 年の地支が、月柱の地支とぶつかる 仕事の持ち場や所属に変化が出やすい 引き継ぎの資料を早めに作っておく
天剋地冲の年 年の干支が、日柱と天干・地支の両方でぶつかる 環境の変化が大きくなりやすい 大きな決断は一人で急がず、期限と予備案を用意する
空亡の年 年の地支が、日柱から求めた空亡の二支に当たる いつもの進め方を見直す場面が増える 不要な予定や持ち物を整理する時間に充てる

当サイトの鑑定では、この5つを別々に判定して「運勢」の節に書き分けます。冲は「悪いことが起きる」という意味ではありません。転機の動きが出やすい年という読み方で、動きの良し悪しまでは決めていません。

厄年は年齢で決まる日本の風習、大殺界は六星占術の用語で、どちらも四柱推命の年運とは別の仕組みです。天中殺は、四柱推命の空亡と同じものを指す呼び名です。占い師や本に「悪い年」と言われたら、上のどれを指しているのかをまず確かめてください。型が分かれば、気をつける場面を絞れます。

古典は「悪い運」をどう書いている?

清代の『子平真詮』「論行運」は、巡ってくる干支を一字ずつ命式と合わせて見るよう説いています。そこには、一律に決めつけないための条件がいくつも書かれています。

  • 悪く見えて実は良い運があります(似忌而実喜)。正官を用いる命式に傷官の運が巡ると悪く見えますが、命式に印が出ていれば良い運として読む、という例が挙がっています。
  • 冲には緩急があります。年柱・月柱を冲すれば急で、日柱・時柱を冲すれば緩やかです(冲年月則急、冲日時則緩)。
  • 冲には軽重があります。もともと良い運で冲に遭えば軽く、悪い運のうえに冲が重なれば重くなります(運本美而逢冲則軽、運既忌而又冲則重)。
  • 冲に見えて冲にならない場合があります。冲を受ける支、または巡る支が別の支と会合する特定の配置では、冲が弱まると読む場合があります(逢冲而不冲)。たとえば沈孝瞻「論行運」は、甲木が酉金を官として用いる命式に卯運が巡っても、本命に巳・酉の会合がある例を挙げます。命式内に何らかの合があれば、どの冲も無力になるという意味ではありません。

「冲があるから悪い年」「忌神だから何もしない」という一律の読み方を、この章はしていません。

悪い年は、一年じゅう悪い?

一年じゅう同じ調子が続くわけではありません。四柱推命では月にも干支があり、月ごとに追い風と向かい風が入れ替わります。

架空の例で見てみます。1990年1月15日正午生まれ(日本標準時。命式は己巳・丁丑・庚辰・壬午)の人の2027年を、当サイトの計算で出しました。この年の干支は丁未で、5段階のうち下から2番目の「やや向かい風」に当たります。年の地支の未が月柱の丑と冲になるため、仕事や環境に転機の動きが出やすい年と読みます。

架空例:2027年(丁未)の月ごとの調子
月(節入りで区切る) 月の干支 調子
2月 壬寅 やや追い風
3月 癸卯 やや追い風
4月 甲辰 やや向かい風
5月 乙巳 おだやか
6月 丙午 やや向かい風
7月 丁未 向かい風
8月 戊申 やや向かい風
9月 己酉 やや向かい風
10月 庚戌 向かい風
11月 辛亥 やや追い風
12月 壬子 追い風
翌年1月 癸丑 おだやか

やや向かい風の年でも、2月・3月・11月・12月は追い風の側にあります。大事な予定を動かせるなら、この4か月に寄せる方法があります。7月と10月はいちばん重い月なので、新しい約束を増やさず、確認と休養を多めにとります。月の区切りは毎月4〜8日ごろの節入りで、暦の1日とは一致しません。

10年ごとに巡る大運も合わせて見ます。この例の人は2023年から癸酉の大運にいて、大運は5段階の上から2番目の「やや追い風」です。向かい風なのは年運だけで、大運まで重なっているわけではありません。両方が食い違うときの読み方は、大運と年運が食い違うときで説明しています。

結婚・転職・引っ越し・開業は進めていい?

進めてかまいません。『子平真詮』「論行運」にも当サイトの鑑定にも、向かい風の年に結婚や転職をしてはいけないという決まりはありません。変えるのは、やるかやらないかではなく、時期と進め方です。次の表は架空の4例です。

予定ごとの進め方(架空の4例)
予定 動かせない条件 動かせる部分 判断と準備
転職。内定があり、入社日が決まっている 入社日、退職を届け出る期限 引き継ぎを始める時期、休暇の使い方 実行。月支と冲の年なら所属の変化が出やすい読みなので、引き継ぎの資料を早めに作る
結婚。入籍日は未定で、式場は仮予約 仮予約の期限 入籍と式の月、招待の規模 調整。日取りを追い風の月に寄せ、お金と住まいの話し合いを先に済ませる
引っ越し。賃貸の契約満了で退去日が決まっている 退去日 物件を探し始める時期、荷物の量 実行。日支と冲の年なら住まいに動きが出やすい読みなので、日程に余裕を持たせる
開業。退職前で、資金の計画がまだない なし 始める時期、規模 保留。副業や試験販売で小さく試し、資金とやめる条件を書き出してから決める

結婚は二人で決めることなので、片方の年運だけで延期を決めないほうがよいでしょう。年運は一人ずつ違い、同じ年が相手には追い風のこともあります。

判断に迷ったら、年運の話をいったん脇に置き、それでも同じ選択をするかを考えてみてください。答えが同じなら進めます。答えが変わるなら、占いの言葉だけが理由になっていないかを確かめます。

受診や治療、契約の期限は、年運を理由に遅らせないでください。高額の契約や投資の判断は、この記事では扱いません。条件は書面で確かめ、必要なら専門家に相談してください。

向かい風の年は、何をしておくとよい?

当サイトは、向かい風の年を「力をためる一年」と読みます。手を広げるより、次の追い風の年に動けるよう土台を整える時期です。何が重くなりやすいかは、その年に巡る通変星で変わります。

向かい風の年に巡る通変星と、先に決めておくこと
通変星 重くなりやすい場面 先に決めておくこと
比肩 意地を張り、一人で抱えたまま期限が迫る 早い段階で「ここだけ手伝ってほしい」と頼む
劫財 人に引っぱられて、お金や時間が出ていく 貸し借りや保証の話は、条件を紙に書いてから決める
食神 楽しい予定を優先して、締切が後ろへずれる 先に終わらせる順番を決める
傷官 言葉が強く出て、関係の修復に時間がかかる 指摘は一度に一つまでにする
偏財 うまい話や掛け持ちで、手を広げすぎる 続けられるものを二つまでに絞る
正財 守りに入り、損得の計算に時間を使いすぎる 期限を決め、七割の確信で進める
七殺 無理な要求を一人で受け止めて消耗する できる範囲を先に伝え、記録を残す
正官 期待に応えようとして、自分を後回しにする 頼まれごとが三つ重なったら、一つは断るか期限を延ばしてもらう
偏印 一人で調べ続け、考えすぎて動けなくなる 信頼できる人に話し、結論を口に出す
正印 準備が整うのを待って、機会を逃す 小さく試す日を先に決める

先ほどの例の人には、2027年に正官が巡ります。頼まれごとを引き受けすぎないことが、この年の対策の中心になります。

通変星にかかわらず、向かい風の年に進めやすいのは次のような準備です。

  • 学び直しや資格の勉強など、すぐに結果を求めない積み上げ
  • 家計の固定費や、仕事の手順の見直し
  • 使っていない契約や持ち物の整理
  • 睡眠と食事の時間の決め直し

自分の年がどの型かを確かめるには?

  1. トップページで生年月日を入力し、命式を出します。登録は不要です。
  2. 結果の「運勢」の節で、今年の年運の説明を読みます。冲や空亡に当たる年は、その旨が書かれます。
  3. 月ごとの調子の表で、追い風の月と慎重に進めたい月を確かめます。
  4. 予定を「動かせない条件」と「動かせる部分」に分け、動かせる部分を追い風の月に寄せます。

当サイトの一年は、立春(2月4日ごろ)から次の立春の前までです。1月の予定は前の年の年運に入ります。画面の構成は2026年10月時点のものです。

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出典と例について

計算例は説明のための架空入力で、実在の相談者の体験ではありません。予定の立て方や対策は暮らしに置き換えた例です。ご自身の状況に合う部分を選び、出来事の予告として受け取らないようにしてください。