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財星がないとお金に縁がない?命式の言葉を読み直す

仕事・お金
枝葉と根を並べ、見える部分と内側を考える木の水彩画

「財星がない」と言われたら、まず天干だけを見たのか、地支の蔵干まで含めたのかを確認します。財星は日干が剋す五行との関係についた名前で、金の五行そのものではありません。財星の有無だけで、収入や将来の資産額は決まりません。

財星がないとは蔵干も含めた話?

「財星がない」には、表に見える年干・月干・時干にない場合と、各地支の蔵干を含めてもない場合があります。どこまで数えたかを明示しないと、二つを同じ意味で受け取ってしまいます。

財星は日干が剋す五行です。木の日干なら土、火なら金、土なら水、金なら木、水なら火が財に当たります。そのうち日干と陰陽が同じ干は偏財、異なる干は正財です。「命式に金がない」と「財星がない」は違う話です。

次の二例は東京・時計時刻・0時換日で計算した架空の命式です。

架空例 四柱:年・月・日・時 年月時の天干 地支の蔵干を含む確認
C:1999年2月3日12時 戊寅・乙丑・丙戌・甲午 日干丙に対する財星は見えない 丑と戌の蔵干に辛があり、正財に当たる
D:1999年2月15日12時 己卯・丙寅・戊戌・戊午 日干戊に対する財星は見えない 財の五行である水の壬・癸が固定蔵干一覧にもなく、財星なし

Cは「天干にないが蔵干にある」例です。日干丙は陽の火、辛は陰の金なので正財となります。Dは日干戊が陽の土で、水が財になるため、辛があっても財ではありません。見えている金の数を数えるだけでは判定できないと分かります。

財星の有無だけで収入を決められないのはなぜ?

財星の有無は命式内の分類で、収入の実績や将来額を測定したものではありません。実際の収入は仕事の条件、働く時間、取引、生活事情などによって変わるため、星が一つあるかないかだけでは決められません。

古典の「論財」や「論用神成敗救應」も、財を他の要素と組み合わせて読んでいます。財星なしの人を無収入とする規則や、財星が多い人の資産額を算出する表として使うものではありません。

蔵干に財が見つかったとしても、それだけで金運の不安が解決するわけではありません。反対に、Dのように命式にないことを確認しても、働いて得た収入の事実を否定する必要はありません。「ない」という言葉を、人生の不足や将来の限界へ広げず、数えた対象の説明として受け取ります。

自分の命式ではどの関係を追加確認する?

自分の命式では、日干、財に当たる干、どの柱の天干・蔵干にあるかを順に確認し、そのあと日干の強弱、食傷など他の関係、格局や巡りの説明を読みます。数を集計することと、働きを解釈することは分けます。

確認手順は、①日柱の天干を確認、②財となる五行と陰陽を特定、③年・月・時の天干を確認、④四つの地支の蔵干を確認、⑤読みの根拠が何を重視したかを確認、です。日干自身は、財を探す相手として数えません。

当サイトでは固定の蔵干一覧と、節入りからの経過で変わる月支の司令干を区別します。主な星だけを表示する別の表では「ない」と見えることもあるため、表示範囲と蔵干方式を照合しましょう。出生時刻が不明なら時柱を含む有無は確定せず、「分かる三柱の範囲」と書きます。

通変星の一覧と自分の表を並べ、「どの範囲にないのか」を一文にできれば、次の質問が具体的になります。収入の悩みは、その説明とは別に家計の記録で確かめていきましょう。

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出典・読み方について

生活場面・会話・記入シートは、読みを経験に照らすための暮らしに置き換えた例です。古典の職業予測や、実在の相談者の体験としては扱っていません。