干支の関係

害がい

意味と読み方

害は、十二支のうち決まった二支が妨げ合うとされる関係です。子と未、丑と午、寅と巳、卯と辰、申と亥、酉と戌が六つの組み合わせです。たとえば子と未が同じ命式にあるとき、子未の害として表示します。字面の「害」を現実の加害や病気へ直接結びつけるものではありません。

鑑定では、その二支がどの位置にあり、合や冲など別の関係と重なるか、命式の軸を妨げるほど働くかを見ます。『滴天髄』も刑・害の作用は一律ではないと述べています。害があるから人間関係が悪い、誰かに害される、と予告する読みは避け、支同士の関係を調べる一つの手がかりとします。

子未の害と寅巳の害では関係する支が違います。六合や冲と同時に成り立つかを調べ、害だけを切り出しません。

詳しく知る:成立条件・原典・解釈

意味

害(がい)とは、十二支のうち特定の2支の組み合わせ(子未・丑午・寅巳・卯辰・申亥・酉戌)が並ぶと、互いに害し合う関係が生じるとされる考え方です。六合の関係にある支同士を冲する支が、害の関係にあたるとされます。

原典での記述

因昼夜陰陽之氣、感而六合、因六合而生六害

三命通會「論六害」は、六合が生じることによって六害も生じるという構造で、6組の害の関係を説明します。六合の一方を冲する支が、もう一方の六合相手にとっての害になる、という論理関係が示されます。同章は、害を「六親を害する」性質と結び付けて説明しますが、冲・刑に比べると作用がやや穏やかであるとも述べています。

命式での見方

成立する例として、日支に子、月支に未があれば害の関係にあります(子丑の六合に対し、未が丑を冲する位置にあたるため)。害は冲・刑に比べて作用がやや穏やかとされることが多い関係です。強く働く例として、害の関係にある2支が日柱・月柱など影響力の強い位置にある場合は、より注意して読まれる傾向があります。逆に、害の関係にある2支が離れた柱(年支と時支など)にある場合は、影響がより限定的と見られることがあります。

成り立ちと歴史

害の考え方は、六合という結びつきの関係を土台に、それを妨げる位置関係として体系立てられたとされ、三命通會に詳しい説明が見られます。

関連する用語とのつながり

害は六合と表裏の関係にあり、六合を理解して初めて害の成立条件が把握しやすくなります。冲・刑と並ぶ地支の緊張関係のひとつとして位置づけられます。

本サイトでの扱い

本サイトは六害を地支の関係のひとつとして評価に組み込み、断定的な吉凶表現は避けています。

よくある誤解

害=必ず人間関係が損なわれる、という断定的な理解は避けるべきとされます。冲・刑に比べて作用が穏やかとされる関係であり、命式全体の構成とあわせて慎重に読む必要があります。

流派による違いと、本サイトでの扱い

三命通會「論六害」に子未・丑午・寅巳・卯辰・申亥・酉戌の六害それぞれの原文説明があり(例:「子未相害者、謂未旺土、亥子旺水、名勢家相害」)、地支の害の一次典拠として確度が高い。

出典・参考文献