子平真詮しへいしんせん
意味と読み方
子平真詮は、生まれた月を出発点に、命式の「型」と、その型を生かす組み合わせを考える古典です。用語を集めた辞書というより、なぜその読みになるのかを順序立てて説明する本と考えるとわかりやすくなります。
正官格や食神格などの型が、何に支えられ、何によって崩れるかを調べるときに役立ちます。この本でいう用神は、現代に広く使われる「足りない五行を補うもの」という意味と同じではありません。後の注釈も含め、どの用法で読んでいるかを分けます。
詳しく知る:成立条件・原典・解釈
意味
子平真詮(しへいしんせん)は、清代の沈孝瞻によって著された命理書で、月令を中心に格局を判定する方法(月令取格)を体系的に説いたことで知られます。命理学の四大古典の一つに数えられます。
原典での記述
財官印食此四吉神、比劫傷殺梟刃此六凶神
子平真詮は、論十干十二支から始まり、陰陽・十干の配合性情、十干の強弱、格局各論(正官・七殺・財・食神・傷官・印綬・建禄月劫・雑格)へと順序立てて論じる構成を持ち、十神ごとの成敗(吉凶が構成しだいで転じること)を丁寧に説くことを特色とします。
命式での見方
当サイトの格局判定(月令取格・透干優先、建禄月劫格の成立条件など)は、この子平真詮を骨格としています。旺衰(得令・得地・得勢)の三要素による判断も、子平真詮の論十干得時不旺失時不弱に基づきます。
成り立ちと歴史
著者の沈孝瞻は清の乾隆年間の進士とされ、実務的な鑑定経験に基づいて格局判定を体系化したと伝えられます。原本には長らく異本が伝わり、民国期に徐楽吾が評註を加えたことで広く普及しました。
流派による違い
子平真詮は神殺を格局判断に用いない立場を明確にしており、三命通会の神殺重視の体系とは対照的です。また、旺衰の判断において簡易な点数法を「死法」として退ける点も特徴的です。
成立年代・著者
子平真詮は清代、乾隆年間(18世紀中頃)に成立したとされ、著者は沈孝瞻(沈燿)です。沈孝瞻は乾隆年間の進士とされ、実務的な鑑定経験に基づいて格局判定を体系化したと伝えられています。
構成
論十干十二支から始まり、陰陽・十干の配合性情、十干の強弱、用神とその成敗救応、格局各論(正官・七殺・財・食神・傷官・印綬・建禄月劫・雑格)へと順序立てて論じる構成を持ちます。十神ごとの成敗(吉凶が構成しだいで転じること)を丁寧に説くことが最大の特色です。
後世への影響
原本には長らく異本が伝わりましたが、民国期(20世紀前半)に徐楽吾が評註を加えたことで広く普及し、現代の命理実務における格局理論の標準的な土台の一つになっています。
本サイトでの参照箇所
当サイトでは、格局判定(月令取格・透干優先、建禄月劫格の成立条件など)、旺衰(得令・得地・得勢の三要素)、用神変化の考え方の骨格に子平真詮を用いています。
本サイトでの扱い
当サイトでは格局(月令取格・正格八格と建禄月劫格の特例)、旺衰の三要素、用神変化の考え方の骨格に子平真詮を用います。徐楽吾以降の五分類(扶抑・調候・通関・病薬・専旺)は沈孝瞻の原文にはない後世の整理として、由来を注記した上で用います。