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四柱推命と算命学の違いは? 柱の数と星の体系を比較する

占いの文化・歴史
藍と朱の二つの円が重なる、四柱推命と算命学の関係をイメージした挿絵

四柱推命と算命学は、どちらも干支(十干十二支)の暦を使う点は共通していますが、算命学は日本で20世紀に体系化された独自の占術で、出生時刻の柱(時柱)を使わず年・月・日の三柱で読み、通変星ではなく十大主星・十二大従星という独自の星の体系を使います。

四柱推命そのもののしくみは「四柱推命とは?」で解説しています。ここでは、算命学との違いに話をしぼります。

算命学とは何ですか?

算命学は、中国の干支術を基盤に、日本で20世紀に体系化された占術です。生年月日の干支を使うところは、四柱推命と変わりません。ただ、読み方の体系は独自に発展してきました。

算命学と四柱推命は、何が同じで何が違いますか?

共通の土台と、別々に発展した読み方の体系
四柱推命と算命学は、生年月日を干支暦に置き換えるところは共通だが、そこから先の星の体系・呼び方は別々に発展している。

生年月日を十干十二支の干支暦に置き換える段階までは、両者に違いはありません。分かれるのは、そこから先の読み方の体系です。

項目 四柱推命 算命学
使う柱の数 年・月・日・時の四柱(8文字) 年・月・日の三柱が基本(時柱を使わない)
中心となる星の体系 通変星(十神)10種 十大主星・十二大従星という独自の星(陽占)
命式そのものの呼び方 命式 陰占(干支そのもの)・陽占(十大主星・十二大従星)
特有の概念 格局、用神、大運・年運 天中殺(十二支の空白にあたる期間)

算命学が時柱を使わないのはなぜですか?

四柱推命は四柱(8字)、算命学は三柱が基本
四柱推命は年・月・日・時の4本の柱(8文字)を使うのに対し、算命学は年・月・日の3本の柱を基本とし、時柱を使わない。

四柱推命の基本は、年・月・日・時の4本の柱、合計8文字(八字)です。出生時刻に対応する時柱も、命式の一部として読みます。これに対して算命学は年・月・日の三柱が基本で、出生時刻の情報を柱には使いません。そのため算命学では、出生時刻が分からなくても、四柱推命でいう「時柱が不明」という制約がそもそも生じにくい構成です。出生時刻が不明なときの四柱推命での扱いは、「生まれた時間がわからないときの四柱推命」で解説しています。

「天中殺」と四柱推命の「空亡」は同じものですか?

算命学の天中殺は、十干と十二支の数の違いから、対応する十干を持たない地支が生じる点を土台にしています。この土台は、四柱推命でいう「空亡」と同じです。呼び方と、命式のどこに重点を置いて読むかという体系は、算命学独自のものです。それでも、根っこにある「干支の組み合わせに空白が生じる」という仕組みそのものは、四柱推命の空亡と共通しています。四柱推命の空亡は、「空亡(天中殺)とは?」で解説しています。

通変星と十大主星・十二大従星は同じ考え方ですか?

日干(生まれた日の天干)を基準にして、他の干支との関係を星の名前に置き換える構造は、どちらも似ています。ただ、星の名前や分類、命式への配置と読み方の体系は、四柱推命の通変星と算命学の十大主星・十二大従星とで別々に発展してきました。名前が違うだけの同じ星ではありません。通変星の詳しい解説は、「通変星(十神)とは?」にあります。

どちらを選べばよいですか?

四柱推命と算命学は、共通の土台(干支暦)を持ちながら、別々に発展した独立の体系です。一方がもう一方を含むわけでも、どちらかが優れているわけでもありません。読み方の体系が異なる別の占術と捉えるのが正確です。当サイトが扱うのは四柱推命です。時柱を含む八字を、通変星・格局・用神によって読みます。算命学の鑑定は行っていません。

「四柱推命」と「算命学」を混同した記事が多いのはなぜですか?

どちらも十干十二支という同じ暦の仕組みを土台にしています。そのため、生年月日を干支に置き換えるところまでの説明は共通して見えやすく、見た目が似ていると感じられることがあります。ただし、そこから先の「何を読むか・どう読むか」という体系は、別々に発展しています。干支の置き換え方が同じであることと、鑑定の体系が同じであることは、別の話です。本記事で比較した2点を見ると、どちらの体系で書かれた説明かを見分けやすくなります。その2点とは、使う柱の数(四柱か三柱か)と、中心となる星の体系(通変星か、十大主星・十二大従星か)です。

四柱推命の解説記事で「陽占」「陰占」という言葉を見かけたら、どう理解すればよいですか?

「陰占」「陽占」は算命学で使われる用語で、陰占は干支そのもの、陽占はそこから導く十大主星・十二大従星を指します。四柱推命の解説では、この2つの言葉は基本的に使いません。四柱推命での呼び名は、干支そのものにあたる部分が「命式」、そこから導く星が「通変星(十神)」です。干支や星の説明に「陰占」「陽占」という用語が使われていれば、その説明は算命学の体系で書かれている可能性が高いといえます。

まとめ

  • 算命学は、干支暦を土台に日本で20世紀に体系化された、独自の占術です。
  • 四柱推命は年・月・日・時の四柱(八字)を使い、算命学は年・月・日の三柱を基本として時柱を使いません。
  • 算命学には、四柱推命の通変星とは別に発展した独自の星の体系として、十大主星・十二大従星があります。
  • 算命学の天中殺と四柱推命の空亡は、根っこの仕組みを共有しています。

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出典・関連資料

  • 算命学が干支術を基盤に日本で20世紀に体系化された占術であること、時柱を使わず年・月・日の三柱で読むこと、十大主星・十二大従星という独自の星を使うことは、当サイトが公開している比較のまとめ(当サイトの「四柱推命とは」記事内の比較表)に基づきます。
  • 本記事では算命学の個別流派の鑑定規則までは照合していないため、四柱推命との構造的な違いを中心に扱い、個別の鑑定方法の比較は範囲に含めていません。