干支の関係

破は

意味と読み方

破は、本サイトでは特定の地支の二つが互いの働きを崩し合うとみる関係です。子と酉、卯と午、丑と辰、未と戌などが該当します。たとえば子と酉が命式に並ぶと、破の参考情報として表示します。「破」という一字で、結婚や仕事が壊れると読むための印ではありません。

『三命通會』巻三の「總論諸神煞」には、子と酉、卯と午、丑と辰、未と戌を「破煞」とする記述があります。ただしこれは神煞を論じる文脈です。本サイトが「地支の関係」に分類して表示する破と、古典の破煞を無条件に同じ重みで扱わず、位置や合・冲との重なりも確かめます。

子酉の破と卯午の破は組み合わせが異なります。どちらも「破」とまとめて表示しても、命式中の支の位置は確認します。

詳しく知る:成立条件・原典・解釈

意味

破(地支の破)は、本サイトでは、十二支のうち特定の2支の組み合わせ(子酉・卯午・丑辰・未戌など)が並ぶと互いに崩し合うとされる関係を指す言葉として扱っています。

確認できた事実

三命通會巻三「總論諸神煞」の「破煞」は、子酉・卯午・丑辰・未戌の四組を明記します。破を十二運の位置関係(長生・帝旺・墓のずれ)から説明する現代の解説も見られますが、この説明を裏付ける一次資料は確認できていません。

本サイトでの扱い

本サイトでは、破を地支の関係のひとつとして参考情報に含めていますが、古典の破煞は神煞の文脈で論じられ、本サイトの一般的な地支関係とは分類が異なるため、参考情報として扱っています。

三命通會の目次全体を確認し、冲(論支元六冲)・刑(論三刑)・害(論六害)にはそれぞれ独立した章があることを確認しました。これと並ぶ「論六破」に相当する章は見当たらず、破の四組は巻三「總論諸神煞」の「破煞」に明記されています。

命式で読むときの注意

本サイトでは、破を地支の関係のひとつとして参考情報の欄に表示しますが、三命通會巻三の破煞の記述を確認したうえで、神煞としての文脈と本サイトの地支関係の分類を区別して評価しています。表示上も「参考情報」であることが分かるように区別しています。

実務上、破の関係にある2支が同時に六合・三合によって強く結びついている場合には、破の作用がほとんど問題にならないと説明されることもありますが、この説明を裏付ける一次資料も今回は確認できていません。

流派による違いと、本サイトでの扱い

破は地支の組み合わせを見る補助的な関係です。冲・刑・害とは区別し、破だけで出来事や人間関係の行方を決めません。

出典・参考文献

  • 三命通會 巻三 總論諸神煞・破煞
  • 三命通會 巻二 論十干合、論十干化氣、論支元六合、論支元三合、論六害、論三刑、論衝擊(目次・本文行398–460)