中気ちゅうき
意味と読み方
中気は、十二支の内側にある成分を分けるときに、本気と余気の間に位置づけられる成分です。代表成分だけでは表せない、季節が移っていく途中の働きを読むために使います。
たとえば寅では、木の甲を本気とし、その内側にある火の丙を中気とする表があります。すべての十二支に中気があるわけではなく、蔵干をどう配分するかにも方式差があります。また、暦でいう二十四節気の「中気」とは使い方が違います。
詳しく知る:成立条件・原典・解釈
意味
中気(ちゅうき)は、地支の蔵干(地支の内部に隠れている天干)のうち、本気(もっとも力を持つ干)に次いで位置づけられる干のことです。月律分野と呼ばれる考え方では、月の中ごろに力を持つ干として位置づけられます。
原典での記述
明代の『三命通會』巻二「論人元司事」には、各月の地支にどの天干が何日ずつ働くかを示した記述があり、たとえば寅月については「正月建寅,寅中有戊土用事五日,丙火長生五日,甲木二十日」(四庫全書本による)とあります。これは、寅の地支の中で戊・丙・甲の3つの天干が、日数を分けて順番に働くことを示した一次資料です。
命式での見方
月支の蔵干のうち中気にあたる干が天干に透っていれば、本気が透っていない場合に限り、中気の十神を格局の候補として検討することがあります。生まれた時期が中気の期間にあたる場合は、中気そのものが司令干(実際に働いている干)になります。中気は本気ほど長い日数ではないため、司令干になる範囲は本気より狭くなります。
本サイトでの扱い
当サイトでは中気を月律分野方式(三命通會の日数配分)の一部として扱い、節入りからの経過日数に応じて司令干になり得るかどうかを判定します。日数配分は流派によって異なる場合があることも合わせて示します。すべての月に中気があるわけではなく、地支によっては本気と余気だけで、中気を持たないものもあります。
流派による違いと、本サイトでの扱い
月支の蔵干を本気・中気・余気に分ける呼び方や日数配分には流派差があります。当サイトでは月支と節入りからの日数をもとに、どの干が司令しているかを求めます。
出典・参考文献
- 三命通會(明・万民英) 巻二 論人元司事(四庫全書本)
- 三命通會/卷二「論人元司事」 第6節
- 三命通会「論人元司事」 丙火長生五日の記述