節入りせついり
意味と読み方
節入りは、立春や啓蟄など、月の区切りとなる節が始まる瞬間です。四柱推命の月替わりは毎月一日ではなく、この節入りを基準にします。
たとえば五月一日でも、立夏より前なら前の月の月柱です。節入りの日の前後は、数時間の違いで月柱が変わる場合があります。二十四節気のうち、夏至や冬至などの「中気」は月替わりの境ではない点も、知っておくと混乱しません。
計算例:1990年の芒種(午月の節入り)は、当サイトの計算で6月6日 7時46分(日本標準時)です。同じ6月6日・東京都の生まれでも、7時00分なら月柱は辛巳、8時00分なら壬午になります。年が切り替わる立春の扱いは「節入り・立春とは? 四柱推命の年・月が切り替わる瞬間」にまとめています。
詳しく知る:成立条件・原典・解釈
意味
節入り(せついり)は、二十四節気のうち「節」にあたる瞬間、つまり太陽の黄経がちょうど各節気の角度に達する瞬時を指します。四柱推命では、この節入りの瞬間が月柱の境目になります。
原典での記述
月律分野(月ごとに蔵干の司令干が交代していく考え方)は、この節入りの瞬間を起点として日数を数える方式です。三命通会の論人元司事には、節入りからの経過日数に応じて司令干が変わることが月ごとの表として示されています。
命式での見方
生まれた瞬間が節入りの前後どちらにあるかで、月柱だけでなく、月支の蔵干(司令干)の判定も変わります。節入り直前・直後の生まれは、月柱と司令干の両方に注意が必要です。また、司令干の判定自体も、節入りからの経過日数によって月のなかでさらに細かく変わります。
成り立ちと歴史
節入りを基準に月律分野を数える方式は、月令(その月を主宰する気)という子平術の中心概念と密接に結びついており、単に月が変わるだけでなく、月のなかでも気が徐々に交代していくという考え方を反映しています。
流派による違い
節入りからの日数配分(司令干がどの日数で交代するか)は、三命通会系と阿部泰山式などの日本の実務書とで数値が異なることがあります。
具体例(2つ目)
たとえば立秋の節入りが8月7日15時ごろだったとして、8月7日14時生まれの人は前月(未月)扱い、16時生まれの人は当月(申月)扱いになります。わずか2時間の違いで月柱と司令干の判定が変わる例です。
よくある誤解
節入りを「その日の0時に切り替わる」と誤解されることがありますが、実際には0時ではなく、太陽の黄経が特定の角度に達する精密な瞬時(多くの場合、日中や夜間の任意の時刻)に切り替わるため、日付だけでなく時刻の確認が欠かせません。
本サイトでの扱い
当サイトでは司令干の判定を「節入り瞬間からの経過日数」で行い、三命通会の日数表を既定として用います。日数の起点は節入り時刻とし、両表で司令干が異なる帯は結果にその旨を注記します。
出典・参考文献
- 国立天文台 暦計算室 二十四節気の定義
- 国立天文台 暦計算室 暦要項
- 三命通会(明・万民英)
- 国立天文台暦計算室「二十四節気」 本文・一覧
- 三命通會/卷二「論四時節氣」 第7節
- 国立天文台暦計算室「こよみ用語解説/二十四節気」 太陽黄経の値によって定義