四柱しちゅう
意味と読み方
四柱は、生まれた「年・月・日・時」を表す四つの欄のことです。一つの欄に二文字を縦に並べる形を柱に見立て、それぞれ年柱・月柱・日柱・時柱と呼びます。「四柱推命」の四柱は、この四本の柱を指しています。
たとえば同じ日に生まれた人でも、生まれた時間の区切りが違えば時柱が変わります。年だけの干支占いより多くの情報を使う仕組みです。四柱を並べた一覧が命式、そこにある合計八文字が八字です。
詳しく知る:成立条件・原典・解釈
意味
四柱(しちゅう)は、生まれた年・月・日・時それぞれを干支(十干と十二支の組み合わせ)で表した年柱・月柱・日柱・時柱の4本の柱を指します。四柱推命という名前自体が、この4本の柱で人の生まれを読むことに由来します。
原典での記述
宋代に成立し明代に広まった『淵海子平』「詳解定真論」には「乃分四柱,以年為根,月為苗,日為花,時為果」(すなわち四柱に分ける。年を根とし、月を苗とし、日を花とし、時を果とする)とあり、四柱という語とその植物にたとえた位置づけが一次資料として確認できます。同書は続けて「又擇四柱之中,以年為祖上……月為父母……日為己身」とし、各柱に人間関係を割り当てています。
各柱の位置づけ
『淵海子平』の説明では、年柱は根(祖先・家系の代を表す)、月柱は苗(父母や兄弟など身近な親族を表す)、日柱は花(自分自身、特に日干は自分自身を表す中心)、時柱は果(子や晩年を表す)にたとえられます。四本の柱は根から果へ育つ植物の生育段階にたとえられており、年から時へ進むにつれて人生の後の段階に対応づけられています。
命式での見方
四柱はそれぞれ天干と地支の組を持ち、合計8つの文字(八字)になります。日柱の天干(日干)を鑑定の中心に置き、他の3本の柱(年柱・月柱・時柱)との五行・陰陽の関係から通変星を求める考え方が、宋代以降の子平法(四柱推命)の基本構造です。
呼び方の違い
「四柱」は柱の本数に着目した呼び方で、「八字」は文字の数に着目した呼び方です。中国語圏では「四柱八字」または単に「八字」と呼ぶことが多く、日本では「四柱推命」という呼び方が広く使われています。呼び方が違っても指している構造(年月日時の干支)は同じです。
本サイトでの扱い
当サイトでは、出生年月日と出生時刻(分かる場合)から四柱を計算し、日干を鑑定の基準として通変星・十二運・格局などを求めます。時柱が不明な場合は、時柱を使う判定を確定扱いにせず、その旨を結果に明記します。
流派による違いと、本サイトでの扱い
『淵海子平』「詳解定真論」には、四柱を植物の生育にたとえる記述と、年・月・日・時に人間関係の領域を割り当てる記述があります。象徴的な見方であり、その人の家族関係や人生を確定するものではありません。
出典・参考文献
- 淵海子平(宋・徐大升 編、明代通行本) 詳解定真論
- 三命通會/卷二「論年月日時」 第10節