基本

月柱げっちゅう

意味と読み方

月柱は、生まれた季節を月ごとの二文字で表す欄です。四柱推命では、生まれた季節が木・火・土・金・水の勢いを左右すると考えるため、月柱は読み解きの大事な出発点になります。

月の区切りは毎月一日ではなく、立春・啓蟄などの「節入り」です。たとえば三月一日は、啓蟄より前ならまだ前の月の月柱になります。月柱の下の一文字が、その月の季節を読む「月支」で、月令という考え方にもつながります。

詳しく知る:成立条件・原典・解釈

意味

月柱(げっちゅう)は、四柱推命で生まれた月を干支で表した柱です。命式のなかでもっとも重視される柱の一つで、格局判定の中心となる月令(その月を主宰する気)は、この月柱の地支(月支)から求められます。

原典での記述

提綱之府、譬人之家

子平真詮は月令(月支)を「提綱」(全体を導く綱)にたとえ、格局を決める最重要の要素として位置づけます。月支の蔵干のなかで実際に力を持つ司令干を見極めることが、格局判定の出発点になります。

命式での見方

月柱の境目は節入りです。生まれた瞬間がどの節気とその次の節気の間にあるかで月柱が決まります。月支の蔵干(司令干)から求めた通変星は、日本の実務で「元命」と呼ばれ、格局の出発点になります。

成り立ちと歴史

子平術が月令を格局判定の中心に据えるようになった背景には、季節(月)が五行の強弱にもっとも直接影響するという考え方があります。この発想は子平真詮によって体系的に整理されました。

流派による違い

月柱を格局判定の中心とする点は子平真詮以降ほぼ共通していますが、蔵干(司令干)の日数配分は三命通会系と阿部泰山式などで異なります。

具体例(2つ目)

たとえば8月10日生まれと8月6日生まれでは、立秋(おおむね8月7〜8日ごろ)を挟んで月柱が変わることがあります。前者は申月(秋)、後者は未月(夏)として扱われ、月柱の五行がまったく異なる構成になります。

よくある誤解

月柱を「生まれた暦月(1月・2月……)と同じ数字の干支」と誤解されることがありますが、実際には旧暦の月でも西暦の月でもなく、二十四節気の「節」で区切られる期間(節月)で決まる点が異なります。

月柱はまた、大運(10年ごとの運勢の流れ)を求める際の出発点にもなります。生まれた月の節気からの経過日数をもとに、順行・逆行いずれかの方向で大運の干支を割り出す計算が行われます。

本サイトでの扱い

当サイトでは月柱の境目を節入り(現行の暦・干支方式)で判定し、月支の司令干は月律分野方式(三命通会)で求めます。格局は子平真詮の月令取格を骨格に判定します。

出典・参考文献