天羅地網てんらちもう
意味と読み方
天羅地網は、「網にかかったように、思う方向へ動きにくい状態」をたとえた言葉です。天羅は天に張った網、地網は地に張った網のイメージで、古典では停滞や束縛と結び付けて読まれます。
たとえば、条件が重なって予定を進めにくい、自由に決められる範囲が狭い、といった状況を思い浮かべると意味をつかめます。これは象徴の説明で、生涯ずっと閉じ込められるという予告ではありません。古典の代表的な組み合わせは戌・亥が天羅、辰・巳が地網です。細かな条件に違いがあり、当サイトでは自動判定の対象にはしていません。
詳しく知る:成立条件・原典・解釈
原典の組み合わせ
三命通会・巻三「論天羅地網」では、戌・亥を天羅、辰・巳を地網とします。天の西北と地の東南、陰陽の巡りの終わりを網にたとえる説明です。辰巳を天羅、戌亥を地網とするのは、この原典とは逆です。
解釈の範囲
原典には男女や納音による区別など、さらに細かな条件と、当時の価値観による厳しい吉凶判断が記されています。干支の二文字だけで、人生全体の停滞や災難が確定するという説明にはできません。冒頭の身近な例は象徴を理解するための言い換えです。
本サイトでの扱い
天羅地網は自動計算の対象にはしていません。名称・代表的な組み合わせと、原典に条件差があることを紹介しています。
流派による違いと、本サイトでの扱い
三命通会では戌亥が天羅、辰巳が地網です。細かな条件を伴うため、当サイトでは自動判定していません。
なお淵海子平では、本文が辰を天羅・戌を地網とする一方、同じ章の割注は戌亥を天羅・辰巳を地網としており、本文と割注で呼び方が逆になっています。
出典・参考文献
- 三命通会(万民英) 巻三 論天羅地網
- 淵海子平「論天羅地網」