COLUMN

家族の相性を四柱推命で見る|三人家族の三合・三会・三刑と五行

親子・家族
根がつながり影が重なる、高さの違う三本の木

家族の相性を四柱推命で見たい。父と子、母と子を一組ずつ占うだけでなく、三人そろったときの関係も知りたい。この記事は、そう考える方に向けて、三人家族の相性の読み方を解説します。

この記事で扱う三合・三会と、寅巳申・丑戌未の三刑は、三つの地支の組み合わせです。三つの地支は一人の命式や二人の複数の柱の中でそろうこともあります。当サイトの三人表示では、三人それぞれの柱から1支ずつ取る組み合わせを抽出します。家族三人の命式を合わせると、家の中で多い五行と足りない五行、つまり五行の「かたより」も見えてきます。どれも家族に順位や点数をつけるものではありません。家族の空気や、まとまりやすい場面を考える手がかりです。

家族の相性は「二人ずつ」と「三人そろって」の二段で見る

三人家族の相性は、二つの段階に分けると整理しやすくなります。

  • 二人ずつの関係:父と子、母と子、父と母。それぞれの日干の五行の型や、日柱の冲・合を見ます。親子の型の読み方は四柱推命で見る親子の相性で解説しています。
  • 三人そろっての関係:三人の地支が組み合わさってできる三合・三会・三刑と、家族全体の五行のかたよりを見ます。

二人ずつではぶつかりやすい組み合わせでも、三人そろうとまとまりやすい形ができていることがあります。反対に、二人ずつなら穏やかでも、三人そろうと緊張が高まる形もあります。家族を一組ずつ切り離して見るだけでは分からない部分を、三人の関係が補ってくれます。

たとえば、父と子は「親が子を律する」型でぶつかりやすく、母と子は「親が子を生かす」型で穏やかな家族があるとします。二人ずつの読みだけなら、「父と子の関係に課題がある」で終わってしまいます。けれども三人の地支が三合をつくっていれば、母が間に入ることで、三人としてはまとまりやすい家族だと読めます。母が橋渡し役を担いやすい家族の形が見えてきます。

ひとり親の家庭や、両親のどちらかの生年月日が分からない場合は、親と子の二人で読みます。当サイトの三人表示は三人分の入力から1支ずつ抽出する仕様ですが、三合・三会・三刑自体は一人の命式や二人の柱間でも成立します。二人の型や日柱の関係、二人の命式を合わせた五行のかたよりも確かめられます。人数が多いか少ないかで、家族の相性の良し悪しが決まるわけではありません。

三人の生年月日は、親子の相性占い(無料)に入れると、三合・三会・三刑まで根拠つきで確かめられます。

三人の地支がつくる三合:同じ目標でまとまる形

三合は、三つの地支がそろって一つの五行の「局」をつくる関係です。申子辰は水、亥卯未は木、寅午戌は火、巳酉丑は金の局になります。

明代の『三命通會』の「論支元三合」は、三合を、生まれ、盛りを迎え、収まるという一つの流れとして説明しています。あわせて、三つのうち一つでも欠ければ局にはならない、という趣旨も書いています。三合は、三つそろって初めて成り立つ関係です。

家族の命式でいえば、父・母・子の三人の柱の地支に、それぞれ三合の一つずつがあると、三人で三合をつくります。家族として同じ目標に向かうとき、まとまりやすい形と読めます。

架空の例で考えます。父の日支が寅、母の年支が午、子の月支が戌の三人家族です。寅午戌がそろうので、火の局ができます。この家族は、ふだんは父と子の言い合いが多いものの、引っ越しや家族旅行など、三人で一つのことに取り組む場面では驚くほど息が合います。三合は、こうした「共通の目標があるときのまとまり」として表れやすいとされます。

三会:暮らしの好みがそろいやすい形

三会は、同じ方角・同じ季節に属する三つの地支がそろう関係です。寅卯辰は木(東・春)、巳午未は火(南・夏)、申酉戌は金(西・秋)、亥子丑は水(北・冬)です。方合とも呼ばれます。三人で三会をつくる家族は、暮らしの好みや季節感が似て、家の雰囲気がそろいやすいと読めます。三合が「目標に向かうときのまとまり」なら、三会は「ふだんの暮らしのそろい方」と考えるとイメージしやすいでしょう。休日の過ごし方や食べ物の好みが似ていて、家の中が落ち着きやすい一方、全員が同じ方向に傾きやすく、家族の外からの刺激が入りにくい面もあります。

呼び名は古典によって揺れがあります。『子平真詮』の「論刑沖會合解法」では、「會」の語が申子辰のような組み合わせ(ここでいう三合)を指しており、翻刻者もその違いを注記しています。この記事では、三合と三会を上のように区別して使います。

三刑:三人そろうと緊張が高まりやすい形

三刑は、寅・巳・申、または丑・戌・未の三つがそろう関係です。『三命通會』の「論三刑」は、寅巳申を「無恩之刑」、丑戌未を「恃勢之刑」と呼び、恩を忘れる、勢いを頼む、と意味づけています。ほかに、子と卯の刑や、同じ支が重なる自刑もあります。

三人で三刑をつくる家族は、誰か一人が悪いのではなく、三人そろったときに緊張が高まりやすい形と読みます。二人ずつで過ごす時間を意識してつくると、関係がほぐれやすくなります。家族全員で集まる場を減らすのではなく、二人の時間も大切にする、という意味です。

家族の五行のかたよりを見る

三人の命式の五行を合わせると、家族全体で、どの五行が多く、どの五行が少ないかが分かります。五行は、木・火・土・金・水の五つです。

たとえば、家族の命式を合わせると火と土が多く、水が少ない家族を考えます。この場合は、行動が早く物事を形にする力がある一方、立ち止まって考えたり、気持ちを静かに話したりする場面が少なくなりやすい、と読みます。家族の誰の命式にも水がない場合は、静かに話す時間やゆっくり休む時間など、水にあたる習慣や環境を意識して取り入れると、家の中のバランスがとりやすいと考えます。

五行ごとの、家族に多いとき・少ないときの読み方の目安は次のとおりです。古典の五行の性質を、家族の場面に置き換えたもので、一つの見立てとして使ってください。

五行 家族に多いとき 家族に少ないとき
木 新しいことを始める意欲が強く、家族の計画が増えやすい 始めるきっかけが少なく、変化を先延ばししやすい
火 会話がにぎやかで、感情の表し方がはっきりしている 気持ちを言葉にする場面が少なくなりやすい
土 決まりや習慣を大事にし、家が落ち着きやすい 生活のリズムが崩れやすく、決めごとが続きにくい
金 白黒をはっきりさせたがり、ルールにきびしい 決める必要がある場面で決めきれず、話が長引きやすい
水 考え深く、一人の時間を大切にする 立ち止まって振り返る時間が取りにくい

五行のかたよりは、家族の良し悪しを示すものではありません。かたよりがあるから家族の個性が生まれる、とも言えます。足りない五行は「欠点」ではなく、意識して補えばよい要素として受け止めてください。

「家族運」を知りたいときの手がかりとして、この記事では、三人の地支の関係と五行のかたよりを読みます。家族の運気そのものを予測するものではありません。三人の生年月日があれば、無料で確かめられます。

子どもの用神を、家族の誰が持っているか

用神は、その人の命式を整える五行です。家族の相性で興味深いのは、子どもの用神にあたる五行を、両親のどちらが日干に持っているかです。

たとえば子どもの用神が木で、母の日干が甲(木)なら、当サイトは五行の一致を占術上の見立てとして表示します。母がそばにいることで子どもを支える効果を示すものではありません。実際に支えとなっているかは、接し方や子どもの反応を別に確かめます。両親とも子どもの用神を日干に持っていない場合も、当サイトの表示は五行の一致状況を示すものです。習いごとや環境、親以外の大人との関わりが子どもに合うかどうかは、本人の希望や様子を見ながら考えます。

きょうだいで用神が異なると、当サイトに表示される五行の一致状況も異なる場合があります。これは実際の関わりや負担の差、子どもの反応を説明するものではありません。接し方や本人の希望、疲れを命式とは分けて確かめてください。当サイトでは用神と家族の五行の関係を占術上の見立てとして示します。

用神の考え方は用神とはで詳しく説明しています。

両親の相性と、読み方の注意

三人家族の相性では、父と母の相性も一つの要素です。当サイトでは、両親の組には通常の相性占いと同じ計算で点数と等級を出します。親子の組には点数をつけず、すれ違いの起きやすさを三段階で示します。親子の関係は、恋愛や夫婦の相性と同じものさしでは測れないからです。

両親の相性を見るのは、親どうしの関係が、子どもとのすれ違いの受け止め方に関わるからです。両親の関係が落ち着いていれば、父と子、母と子のどちらかがぶつかっても、もう一人が受け止めやすくなります。両親の相性の点数が低くても、それは二人がどの場面ですれ違いやすいかを知る手がかりで、家族の将来を決めるものではありません。恋人や夫婦の相性で悪い結果が出たときの考え方は相性占いで悪い結果が出たらで紹介しています。

読むときの注意点は二つあります。一つは、出生時刻が分からないと時柱が出ないため、三合や三会を見つけられる柱が減ることです。時刻が分かる人を入れると、見えていなかった関係が出てくることがあります。時刻不明の扱いは生まれた時間がわからないときの四柱推命をご覧ください。もう一つは、地支の関係の読み方に流派差があることです。合が冲を解く、刑と合が重なるとどう読むか、といった点は流派で違いがあります。四柱推命に流派の違いはある?も参考にしてください。

家族の中に天剋地冲の組み合わせがあるときは天剋地冲の親子、親子の相性で悪い結果が出たときの考え方は親子の相性が悪いと言われたらにまとめています。

家族三人の相性を確かめる

親子の相性では、お子さん・お父さん・お母さんの三人の生年月日を入れると、父と子・母と子の五つの型とすれ違いの起きやすさ、両親の相性の点数と等級を表示します。あわせて、三人の地支がつくる三合・三会・三刑、家族の五行のかたより、子どもの用神を誰が日干に持つかも、根拠と一緒に確かめられます。出生時間が分からなくても占えます。きょうだいがいる場合は、一人ずつ入れ替えて確かめると、家族の中の関係の違いが見えてきます。

この記事の用語:三合・刑・五行・用神・六合

計算の方法と出典は計算方法と出典にまとめています。

参考資料