四柱推命で見る親子の相性|生年月日から無料で読む5つの型

四柱推命で親子の相性を見るとき、最初の手がかりは親と子それぞれの「日干」です。日干は生まれた日の天干で、命式の中では本人を表します。親と子の日干が五行の上でどう関係するかで、親子の関わり方は五つの型に分かれます。
この記事では、五つの型の読み方と、生年月日から無料で確かめる方法を解説します。型は親子の良し悪しを決めるものではありません。どんな場面ですれ違いやすく、どんな場面で支え合いやすいかを知るための目安です。
親子の相性は、生年月日の「日干」から読む
四柱推命の命式は、生まれた年・月・日・時刻の四つの柱でできています。各柱は天干と地支の組み合わせです。たとえば「丙午」の日に生まれた人なら、日干が丙、日支が午になります。
親子の相性に日干を使うのは、明代以降の子平の流れで、日干を本人として命式を読むのが基本になったためです。『三命通會』の「論年月日時」には、古い方法は年を中心に見たが、子平は日を中心に見る、という趣旨の記述があります。日柱は生年月日だけで決まるので、出生時刻が分からない親子でも読めるのも利点です。
日干は甲・乙(木)、丙・丁(火)、戊・己(土)、庚・辛(金)、壬・癸(水)の十種です。五行の関係は次の二つの循環で決まります。
- 生む関係(相生):木は火を、火は土を、土は金を、金は水を、水は木を生む。
- 剋す関係(相剋):木は土を、土は水を、水は火を、火は金を、金は木を剋す。
十干それぞれの性質は十干とはで紹介しています。
お子さんと親御さんの生年月日が分かれば、親子の相性占い(無料)で五つの型と根拠を確かめられます。
日干の五行で分かれる、親子の五つの型
親と子の日干の五行を比べると、関係は次の五つのうち、どれか一つになります。型の名前は、子どもから見た通変星(十神)の系統からつけています。
| 型 | 五行の関係 | 関わり方の傾向 |
|---|---|---|
| 親が子を生かす(子から見て印) | 親の五行が子の五行を生む | 支える・育てる関係になりやすい |
| 子が親を生かす(子から見て食傷) | 子の五行が親の五行を生む | 子の言葉や表現が親の力になりやすい |
| 同じ五行(子から見て比劫) | 親子の五行が同じ | 似た者同士で、張り合いやすい |
| 親が子を律する(子から見て官殺) | 親の五行が子の五行を剋す | 親が決まりや方向を示す側に回りやすい |
| 子が親を動かす(子から見て財) | 子の五行が親の五行を剋す | 子の意思が強く出て、親を動かしやすい |
架空の例で見てみます。母の日干が丙(火)、娘の日干が戊(土)なら、火は土を生むので「親が子を生かす」型です。父の日干が甲(木)なら、木は土を剋すので、父と娘は「親が子を律する」型になります。同じ娘でも、父と母とで型が違うことはよくあります。
同じ型の中でも、陰陽の違いでさらに細かく分かれます。親と子の日干の陰陽が同じなら偏印・食神・比肩・七殺・偏財、異なれば正印・傷官・劫財・正官・正財です。たとえば同じ「親が子を律する」型でも、陰陽が同じ七殺は言葉が強く届きやすく、陰陽が異なる正官は筋道を示す形で届きやすい、と読むのが一般的です。ただ、親子の相性を考えるなら、まずは五つの型の大きな違いをつかめば十分です。
両親がそろっている場合は、父と子、母と子で別々の型が出ます。父とは「同じ五行」、母とは「親が子を生かす」のように二つの型を並べると、子どもが家の中でどちらの親に何を求めやすいかが見えてきます。きょうだいがいれば、同じ親でも子ごとに型が違うのは珍しくありません。
注意したいのは、型がどちらか一方の性格を表すものではないことです。親から見た子と、子から見た親は、同じ関係を逆向きに見たものです。「親が子を律する」型は、子から見れば親に方向を示してもらう関係、親から見れば子に向き合わされる関係です。同じ型でも、どちらの立場から読むかで感じ方が変わります。
親が子を生かす(印)
親が子を支え、教える関係が自然にできる形です。ただ、支えたい気持ちが強すぎると、すれ違いが生まれます。親の先回りが、子には「自分で決めさせてもらえない」と受け取られることがあります。手を出す前に「どこまで任せるか」を決めておくと、支えが干渉に変わりにくくなります。この型が行き過ぎたときのことは過干渉な親・心配しすぎる親で詳しく扱っています。
子が親を生かす(食傷)
子の明るさや言葉が、親を元気づけやすい形です。すれ違いのもとは、役割の入れ替わりです。子が親の愚痴や悩みの聞き役になり続けると、子のほうが疲れていても言い出しにくくなります。
同じ五行(比劫)
考え方や反応の速さが似ていて、友達のように話せる形です。すれ違うのは、似ているからこそ互いに譲らないときです。言い合いが「どちらが正しいか」の勝負になったら、結論を一晩置くだけでも長引きにくくなります。
親が子を律する(官殺)
親の言葉が規律として強く届く形です。目標や枠組みを示してもらえる一方、指示や否定が重なると、子は萎縮するか強く反発しやすくなります。指示の前に「どうしたい?」と一つ質問を挟むと、同じ内容でも受け取られ方が変わります。
子が親を動かす(財)
子が親を現実的に頼り、うまく動かせる形です。主導権がかたよると、すれ違いが起きます。親が子の要求に振り回されたり、大人になった子が親の暮らしを管理しすぎたりする形です。譲れない線を一つだけはっきり示すと、関係は対等に近づきます。
古典の六親と、用神から深める
四柱推命には、五つの型のほかに、家族を星に割り当てる「六親」の考え方もあります。『子平真詮』の「論宮分用神配六親」は、正印を母、偏財を父とします。同書は、偏財が父になる理由を、偏財が「母之正夫」、つまり母(正印)を剋す正しい相手だからと説明しています。子については、同書は官殺を子女とします。『三命通會』の「論六親」は、男性は自分を剋す干を子、女性は自分が生む干を子とする、と書き分けています。
当サイトの機能はこの書き分けに従い、子から見て父が偏財、母が正印にあたるかを確かめます。父から見て子が官殺、母から見て子が食傷にあたるかも確かめます。一致すれば「古典が描く親子の役割がそのまま映りやすい」と読みます。一致しなければ「役割を決めつけず、その都度の話し合いで関係が形づくられやすい」と読みます。どちらが良いという話ではありません。
もう一つの手がかりは用神です。用神とは、その人の命式を整える五行です。親の日干の五行が子の用神にあたれば、子は親のそばで落ち着きやすいと読めます。反対に、子の命式で強すぎると負担になる五行が親の日干なら、親の存在感が大きいほど、子は息苦しさを感じやすいと読みます。用神の決め方は用神とはで詳しく説明しています。
五つの型、六親、用神は、それぞれ別の角度から親子を見ています。三つが同じ方向を指すこともあれば、食い違うこともあります。たとえば「親が子を律する」型で言葉が強く届きやすくても、親の日干が子の用神にあたっていれば、厳しさの中に子が落ち着ける面もあると読めます。一つの要素だけで結論を出さず、三つを重ねて見るのが大切です。
日柱の地支も見る:冲・合・刑
日干だけでなく、日柱の地支どうしの関係も見ます。日支は、暮らしの場やくつろぎ方に関わるとされます。
- 冲(子と午など):生活のリズムや好みがぶつかりやすい関係です。一人の時間を確保すると落ち着きます。
- 刑・害・破:悪気のない一言が痛いところに届く、小さな不満がたまる、約束が行き違う、といった形で出やすい関係です。
- 六合・半合:気持ちが通じやすく、ぶつかっても戻りやすい関係です。
- 干合(甲と己など):日干どうしが干合する関係で、互いに惹かれ、影響を受けやすくなります。
日干が剋し合い、日支が冲になる組み合わせを天剋地冲と呼びます。詳しくは天剋地冲の親子をご覧ください。
出生時間が分からなくても占える理由と、限界
親子の日干と日支は、生年月日だけで出せます。親が自分の出生時刻を覚えていなくても、母子手帳が手元になくても、親子の基本の型は読めます。
ただし、時刻が分からないと時柱が出ないため、時柱の星や、時柱を子の位置とする読み方は使えません。年柱と月柱は節気で切り替わるため、二月初めの立春の頃や、各月の節入りの日に生まれた人は、時刻によって柱が変わることがあります。親子の型に使う日柱には影響しませんが、年柱や月柱を使う読みでは注意が必要です。また、深夜0時前後に生まれた人は、流派によって日柱の扱いが分かれる場合があります。時刻がないと何が変わるかは生まれた時間がわからないときの四柱推命にまとめています。古典の流派差については四柱推命に流派の違いはある?も参考になります。
結果画面の「すれ違いの起きやすさ」は、ぶつかる要素と通じ合う要素を数えて差を見る目安です。日柱の冲は二、天剋地冲は三、刑・害・破、剋し合う型、用神が負担になる向きは一つずつ、ぶつかる要素として数えます。六合・半合・干合、生む型、用神が整える向きは一つずつ通じ合う要素です。差が三以上なら「起きやすい」、一か二なら「ときどき」、ゼロ以下なら「起きにくい」と表示します。根拠はすべて画面に出るので、どの要素で判定されたかを自分で確かめられます。
型の読みは、命式から導いた見立てです。親子の関係は、年齢や暮らし方、家族の状況によっても大きく変わります。結果はすれ違いを減らす工夫の出発点として使い、相手を評価する材料にはしないでください。相性が悪いと出たときの考え方は親子の相性が悪いと言われたらで整理しています。
生年月日で、親子の相性を無料で確かめる
親子の相性では、お子さんとお父さん・お母さん(片方だけでも可)の生年月日を入れると、五つの型と、すれ違いの起きやすさ(起きやすい/ときどき/起きにくい)を表示します。古典の六親との一致、用神の向き、日柱の関係も、根拠と一緒に確かめられます。点数はつけません。お子さんが18歳以上なら、大人どうしの関わり方のヒントも出ます。三人そろえて入れると、家族三人の相性で紹介している三合・三会・三刑と、家族の五行のかたよりも確かめられます。
この記事の用語:日干・五行・相生・相剋・通変星・用神・日柱・冲
計算の方法と出典は計算方法と出典にまとめています。
参考資料
- 沈孝瞻『子平真詮』論宮分用神配六親(算准網の翻刻)。正印を母、偏財を父、官殺を子女とする根拠と、偏財が父になる理由。
- 萬民英『三命通會』巻七「論六親」(維基文庫)。男女で子を表す干を書き分ける記述。
- 萬民英『三命通會』巻二「論年月日時」「論冲擊」「論支元六合」(維基文庫)。日を主とする読み方と、地支の冲・合。